収納には機能性とデザイン性の二面性がある
注文住宅の収納を考えるときには、収納に二面性があることを念頭においておくのが大切です。収納には機能性とデザイン性があるため、両方を考慮して決めるのが重要です。収納はもともとものを収めておく場所として用意する住宅設備です。しかし、棚にものを飾ることでインテリアを彩ることもできます。収納できる量を十分に確保して機能的に問題がないようにするのは大切ですが、インテリアを美しく仕上げる目的で収納を作るのも重要です。何を飾りたいかも考えてから収納を設計すると良いでしょう。家が完成した時点で、一つ一つの収納が果たすべき役割を機能とデザインの二つの角度から考えながら作り上げていくと、満足のいく仕上がりになります。
見える収納と見えない収納を設計しよう
収納の設計をするときには見える収納と見えない収納を考えるのがおすすめです。注文住宅ではさまざまなタイプの収納を設けることができます。見える収納とはリビングにオープンで設置する棚が典型的です。扉をつけずにインテリアグッズを置く場所としてデザイン重視で設置します。また、ガラス扉にして扉を開けなくても中身がわかるようにした食器戸棚なども見える収納です。デザイン性と収納性のバランスが重要になります。一方、見えない収納とは中身が見えないように透明ではない扉をつけたり、床下などを利用したりする方法です。デザイン性よりも機能性が重視されるので、収納力を重視した設計が必要になります。このような区別をすると収納を設計しやすくなるでしょう。
二世帯住宅とは、親の世帯と子の世帯が一緒に同じ家に住むことができるように設計された住宅のことを指します。